アナフィラキシーに対して、
エピネフリンを使う事は一般的に知られています。
知らない医学生は要チェック。
しかし、 どういった場合に使ったらいいですか?
という質問は意外と少なくないです。
重症そうだったら使っていいんじゃない?
ってアバウトな事を言う指導医も ときおり見かけます。
重症そうって・・・
私は、皮膚症状+αがあったら使っていいと指導しています。
+αとは、
A(airway) 咽頭違和感や呼吸しにくさ
B(breathing)呼吸困難、SpO2低下
C(circulation)頻脈、血圧低下、発汗、ふらつき
D(diarrhea)腹部症状
のどれかです。
重症だと複数伴ってきます。
時折、皮膚症状がなくて腹部所見のみというレアケースも来ます。
その際は病歴がとても重要です。
エピネフリン使って症状改善したから帰宅するのはNG。
原則、経過観察入院です。
教科書的には6-8時間後に2峰性の再発作が起こるためです。
ほとんど再発作が起きないため、本当かなと思っていましたが、
何例か経験しました。
油断大敵です。
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